清水エスパルスがクラブワーストタイとなる、24年ぶりの7連敗を喫した。前半13分に退場者が出た影響もあり、アウェー横浜戦で3失点完封負け。泥沼から抜け出せなかった。J1通算400勝への足踏みは、8試合に伸びた。

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清水は3-4-2-1の布陣で試合に臨んだ。最終ラインに故障者が出た影響もあり、今季リーグ戦では初めて3バックを採用。だが、急造布陣は昨季王者にたやすく攻略された。前半9分、右サイドを崩されて失点。7試合連続で先制を許した。

悪い流れは止まらない。追い打ちをかけるかのように、同13分にはDF立田悠悟が決定機を阻止したとして一発退場。数的不利に立たされ、早々にゲームプランが崩壊した。相手の猛攻にさらされ、防戦一方。前半だけで3失点を喫して試合の大勢は決した。

後半も終始相手ペースで試合が続いた。敵陣に進入する回数は数えるほどで、4失点目を防ぐのが精いっぱい。逆境をはね返す力は残されていなかった。失点数はリーグワーストの「40」に膨れ上がった。得失点差もマイナス19で、これもリーグ最悪。攻守の悪循環は止まらず、最下位脱出はならなかった。