帝京長岡が開志学園JSCを2-1で破った。帝京長岡は前半4分、ンザング丹羽茜澄美(3年)のミドルシュートで先制。その後同点とされたが、後半に鈴木碧(3年)が決勝点を挙げ、3年連続3度目の優勝を果たした。

ゴール前に全速力で進入した鈴木碧が右足を振り抜いた。後半9分、左サイドを突破した末次結依(1年)からのパスを受けると1トラップ。DFの寄せに体勢を崩しながらも、飛び出したGKの右脇を抜けるコントロールショットでネットを揺らした。センターバックから右サイドへコンバートされた鈴木碧にとって、これが公式戦初ゴール。「良い場面で結果が出せた」と最高の笑顔を見せた。

帝京長岡と開志学園JSCは、10月3日からの北信越大会(石川)に出場、上位3校に残れば21年1月3日からの全国大会出場が決定する。栃木県出身の鈴木碧は「日本一になるためにここ(帝京長岡)に来た。まずはしっかり北信越を勝ち抜きたい」と意気込んだ。【小林忠】