大分トリニータが勝ち、鹿島アントラーズの連勝を7で止めた。前半は鹿島の連動したプレスに苦しめられたが、相手の運動量が落ちた後半、鹿島守備網の隙間をうまく突いた。

後半12分、MF田中達のシュートが相手DFに当たってこぼれたところを、MF小塚が拾って右足でシュート。これが鹿島DFの背中に当たり、コースが変わってゴールに吸い込まれた。

同35分には、DFラインの裏をとった途中出場のFW高沢が、MF野村の浮き球パスに抜け出して、GKとの1対1で冷静に流し込んだ。

片野坂監督は「しんどい試合だった」と振り返り、「セカンドボールや中盤の攻防、ゴール前の体を張る部分で、90分間集中を切らさずに戦ってくれた。選手を誇りに思う」と、ハードワークして勝ち点3を手にした戦いに、選手をたたえた。