ギラヴァンツ北九州が、開幕戦に続く“福岡ダービー”で今季2連敗を喫し、3位に後退した。

細かいパスをつなぐポゼッション(ボール支配率)サッカーで主導権を握ろうとする北九州と、堅守速攻が武器のアビスパ福岡の戦いの構図になった。

そんな中、カウンターのロングボールから前半5分に失点。小林伸二監督(60)が「残念な結果。入りから前半のバランスが悪かった」と、開始早々に失点しリズムに乗れず。今季7得点のFW町野修斗(21)も「悔しい。最近点が取れていないのが今日も続いた。シュートを決められなかったことが勝負を分けた」と肩を落とした。

前節の9月30日までの23試合で、リーグ3位の36得点の破壊力が武器だった。だが、この日、司令塔のMF高橋大悟(21)が出場停止で、チーム最多の今季10得点を奪っているFWディサロ燦(あきら)シルヴァーノ(24)が、けがの影響で欠場。攻守に精彩を欠いたのも事実だ。

福岡に敗れて、これで4戦連続未勝利(1分け3敗)中。他チームから研究されて臨む後半戦で苦戦が続いている。