身長2メートルキーパー、三度目の正直なるか。北海道コンサドーレ札幌に来季加入が内定しているJ1史上最長身の法大GK中野小次郎(21)が8日、札幌・宮の沢での10日ホーム湘南ベルマーレ戦(札幌厚別)に向けた練習に参加した。

ミニゲームでは、先輩たちに気後れせず積極的にコーチングする姿があった。Jリーグデビューした9月26日の神戸戦から2試合連続で先発している。次節も出場の可能性が高まり「3戦目、勝ちっていうのにこだわって、勝たせるゴールキーパーになりたい」と力を込めた。

目指すは初完封、初勝利だ。これまで2試合7失点で1分け1敗。「まだまだ課題」と反省する。チームは7月26日の横浜戦を最後に本拠地で9戦勝ちなし。クラブJ1通算ホーム50勝がお預けとなっていることを認識しており「僕がびしっと止めて勝つ」と宣言した。

在学中の法大は関東大学リーグ後期が10日に開幕するが、練習参加期間を延長して札幌に残った。「後輩のキーパーに任せて僕はこっちで頑張ろうという感じです。大学の監督がこっち(札幌)でチャンスがあるならしっかり頑張ってこいと送り出してくれたので」。その期待に応えるためにも、結果を残す。【保坂果那】