鹿島アントラーズは0-2から劇的な逆転勝利を収めた。

先制は横浜FC。開始2分で得た左からのFKで、MF手塚のボールにファーサイドのFW瀬沼が右足で合わせた。続く13分には、CKのこぼれ球を拾った左サイドのMF松尾が、カットインして右足でミドルシュートを決めた。

2点を追う鹿島ベンチは後半開始早々に動いた。12分に一気に3枚替えを敢行し、ボランチを1人減らして前線の枚数を増やす攻撃的なシステムに変更した。これが奏功し、交代直後の13分、入ったばかりのMF荒木がMFファン・アラーノとの連係で右サイドを崩すと、アラーノのクロスに中央でFWエヴェラウドが合わせて1点を返した。

その後も鹿島が猛攻を仕掛け、後半43分にはMF永木の右CKからFWエヴェラウドがヘディングでゴールを狙った。守備に入った横浜FCの選手は頭でクリアしたが、これがさらに味方の頭に当たり、オウンゴールで鹿島が追加点を奪った。

さらに後半ロスタイム2分、鹿島はまたしてもMF永木の右CKから、こぼれ球を拾った荒木が中央へパスを送り、サイドはMF小泉が押し込んで逆転に成功。そのまま終了し、鹿島が3試合ぶりの勝利をつかんだ。