現在6連勝中のガンバ大阪は14日、本拠地パナスタで横浜Fマリノスと対戦する。7連勝になれば、2年前に9連勝を記録して以来の連勝街道。順位もぐんぐん上げ、現在は2位FC東京に勝ち点3差、3位セレッソ大阪に同1差の4位。試合消化の少ないG大阪は、隠れ2位の存在ともいえる。

6連勝中に3度完封して堅守の中心になっているDF昌子源(27)が13日、大阪・吹田市での練習後、オンライン取材に答えた。

「僕ら後ろ(守備の選手)がフォーカスされるが(FWやMFらによる)前線からの守備、セカンドボールの回収が大きい。DFが体を投げ出すのは当たり前。失点というのは、1つのミスで取られるというのは少ない。ミスが2つ、3つ、4つ重なって入れられる。1つのミスをカバーしあえているのが今で、誰かのミスを誰かがカバーする。1人が誰かのためにという精神がある。負けていた時期があったからこそ、今があると思う」

元日本代表DFは、あくまでも全員の守備が連勝の要因になっていると指摘。主将のDF三浦が故障で5試合連続欠場中だが、それを感じさせないキム・ヨングォンと昌子のセンターバックともいえる。

MF遠藤保仁(40)がJ2ジュビロ磐田に移籍したことには、昌子は「ヤット(遠藤)さんの移籍は考えるところはあるが、レジェンドでもこういう決断したのは尊重しないといけない。(遠藤が)いなくなってもチームの足を止めてはいけない。組織は前進し、勝ち続けるのは、今の自分たちがやらないといけないこと」と、残った選手の使命感を強調した。

横浜戦へは「王者をたたくのはすごくパワーがいること。明日も連戦に関係なく力を出し切らないと勝てない。4位は満足する位置ではない。1つでも上に行くために、まだまだ勝ち進まないといけない。勢いに乗るのも大事。しっかり1つ1つ勝っていきたい」と意気込んだ。【横田和幸】