浦和レッズは4戦連続で先発したFW興梠慎三(34)の5戦ぶりとなるゴールでドローに持ち込んだ。

0-1で迎えた後半13分、MFマルティノスの右CKからMF汰木の折り返しに反応。ゴール前で体ごと突き出し、右肩で押し込んだ。9月23日の清水戦以来の今季5得点目をマーク。J1通算152得点まで伸ばし、鹿島アントラーズ時代、一緒にプレーした「尊敬している」と言うFWマルキーニョスの通算ゴール数にも並んだ。

持ち前の「嗅覚」をみせたポジション取りで貴重な同点弾を決めた興梠は「しっかり決められて良かった。もっとチームに貢献できればと思う」と振り返った。柏レイソルに先制は許したものの、20試合21得点をマークする相手FWオルンガをDF槙野が中心となって封じ、前半から主導権を握って攻め続けた。興梠は「前半に自分が2回のチャンスがあり、決めていれば、もう少し余裕があった試合になっていたところ。最後に点を取るまでの内容は良かった。これを続け、決めきりたいと思う」とストライカーとしての責任感を示した。