ギラヴァンツ北九州は、逃げ切り失敗で、第2節で惜敗したV・ファーレン長崎へのリベンジを逃した。

1点を先制後、後半終了までの10分間を5バックに変更し逃げ切りを図った。だが同44分、FKから痛恨の同点に追いつかれて痛み分け。これで7試合連続未勝利(3分け4敗)となり、DF岡村和哉(32)は「僕らの力不足。長崎の力強さが出た部分だと思う」と悔いた。

失点の2分前に途中交代していた先制点のFWディサロ燦(あきら)シルヴァーノ(24)は、ベンチから「勝ちへのカウントダウンへ、みんな頑張れよという感じだった」と言い、声をからしたがエールは届かなかった。

それでも試合終了後、GK永井堅梧(25)がピッチ上で大の字になるほどの死闘で3位を死守し、小林伸二監督(60)は「選手はいい経験をしていると思う。プレッシャーを感じながら、テンポ良くボールを回せたり、収まらせられたのは良かった。ブレずにトレーニングしていきたい」とたたえた。