今季終了後ベルギー2部ロンメルに完全移籍することが決まった横浜FCのU-19日本代表FW斉藤光毅(19)が12日、クラブ公式YouTubeで移籍発表会を行い、その後にメディア取材に対応した。

発表会では、これまで大きく羽ばたいてほしいため、試合後にあえて厳しい言葉を投げかけたこともあったという大先輩カズからの「がんばれ!」という激励ビデオメッセージも流された。

斉藤の最終目標はマンチェスター・シティーなどプレミアリーグの強豪で活躍し「欧州チャンピオンズリーグの決勝で点を決めること」だという。今回、マンCを筆頭とするシティグループ傘下のロンメルを選んだのも「自分の目標に対するステップアップの仕方から逆算して、1番イメージがついた」から。奥寺会長とともに発表会に同席した服部GMによると、斉藤は1月にロンメルに合流。半年間プレーした後、シティグループ内での次のステップに進む可能性もあるという。

横浜FCで1番印象に残っている試合は、初スタメンでカズとコンビを組んだ19年4月7日の福岡戦。「何かをやっていけると思った試合でもありましたし、あれで自信をつけた部分もある」と振り返る。

今回またステップアップし、夢の欧州CL決勝ゴールへ1歩近づいた。ビリャレアル久保ら先に海外へ渡った同世代たちに対してもライバル心を隠さず「ずっと前からふつふつと沸き上がっている。そういう選手を見て危機感を感じてますし、もっともっと向上心を持っていきたい」と意気込んだ。【千葉修宏】