東山が2大会ぶり4度目の全国出場を逃した。

2大会連続の出場を狙う京都橘に、2点先制を許した。後半32分に、左CKからMF藤枝康佑(2年)が頭で押し込み1点を返したが、一歩及ばなかった。

福重良一監督は「『よく頑張ったね』じゃだめ。まだまだ足りない。頑張るしかないですね」と悔しげな表情で話した。

MF掛見直央主将(3年)は、「(後半12分で)交代になり悔しかったが、それよりもチームの勝利が全てだと思っていた。最後まで勝てると、全員が信じて戦った」と諦めずに戦い抜いた。

掛見は試合後に「優勝してうれしそうな京都橘の姿と、悔しさで倒れ込んだ東山の姿を目にやきつけてほしい」と、後輩に夢を託した。自身も大学でサッカーを続け、新たな夢を追う。【佐藤あすみ】