勝てば優勝が決まる川崎フロンターレだったが、敵地で大分トリニータに敗れて、V決定は22日以降に持ち越しとなった。

鬼木監督は「多くのサポーターがアウェーに駆けつけてくれた中、またテレビを通して応援してくれた人の期待に応えられず、悔しく思う。ただ、選手は1人減っても最後まで点を取る姿勢を出してくれた。次のゲームにつなげたい」と話した。

DF谷口が前半に退場して、システム変更を余儀なくされた。後半は5枚の交代枠を使い切り、選手の配置を次々と変えて反撃を試みたが、得点は奪えなかった。

指揮官は「1人減っても、自分たちの持ち味であるボールを握ることをイメージした。最後の質のところ、大胆にやるところをやり切れれば、違った展開になったと思う。2失点目をすると難しい展開になるので、我慢しながら戦うという、難しい展開だった」と試合を振り返った。