2大会連続で準決勝に挑んだ帝京長岡だったが、新潟県勢初の決勝進出はならなかった。

0-2の後半14分、33分(PK)にMF川上航立主将(3年)の2発で同点とし粘りを見せたが、PK戦で3人が失敗し、敗れた。試合終了後は緑のユニホームに身を包んだ選手たちのすすり泣く声が無観客のスタジアムに響いた。

ゲームは終始、ボールを支配しペースはつかんだ。特に後半は運動量と巧みなパス回しで相手を圧倒し、再三、ゴールに迫った。PK戦では1年生GK佐藤安悟が2本連続でキックをストップする活躍を見せたが、1歩及ばなかった。

古沢徹監督監督(35)は「今大会を通して立ち上がりに失点する癖を修正できなかったのは、私の責任。選手はよくやった」と選手をたたえた。