Jリーグは12日、今季のホーム開幕カードを発表し、北海道コンサドーレ札幌は9年ぶりにホームで開幕戦を迎えることが決定した。2月27日に札幌ドームで横浜FCと対戦する。MF宮沢裕樹(31)は「今年はドーム開幕ということで、サポーターと同じく自分達もワクワクしています」とコメントした。

史上初めて2月に本拠地でシーズン初戦を戦う。過去4度(03、04、09、12年)は全て3月。例年はアウェーで開幕を迎え、3月にホーム開幕戦を行っていた。2月では札幌ドームの芝生が除雪後に寒さに耐えられないため、使用できないことも理由の1つだった。だが、昨年に札幌ドームが芝生の越冬試験を実施。除雪を早めて屋外に設置したままでも芝生の状態に問題がないことを確認し、実現する。札幌ドーム関係者は「もしACLに出場した場合、2月に試合を開催する可能性があることも想定して、使用を早めるテストをした」と話す。

2季ぶりに札幌に復帰した元日本代表MF小野伸二(41)と試合前日の2月26日に54歳の誕生日を迎える横浜FC・FWカズ(三浦知良)との対戦に期待がかかる。宮沢も「サッカーファンも注目の試合ですね」と心待ち。今月中旬からスタートする沖縄、熊本キャンプで準備し、過去4戦は2分け2敗だったホームでの開幕戦初勝利を飾る。