J2モンテディオ山形は17日、天童市内でキックオフイベントを行った。会場に訪れた800人のサポーターは検温や消毒などの新型コロナウイルス対策を徹底し、同時開催のオンライン配信には1200人が集結。選手たちの雄姿を見守った。

今季の新加入会見には、クラブ史上最多の獲得人数となった14人のうち、11人が出席。唯一の高卒で尚志(福島)出身のFW阿部要門(18)は「フィジカルを生かして、ゴールを脅かすプレーをしたい。他に高卒で内定した選手に負けないように山形で結果を残したい」。U-18日本代表候補で身長185センチの大型ストライカーが、プロキャリアのスタートを意気込んだ。

昨季の主力は、リーグ5位の14得点を挙げたFWビニシウス・アラウージョ、チーム最多7アシストのMF加藤ら多くが残留した。DF山田拓巳主将(31)は「新たに加わった頼もしい仲間と力を合わせて、必ず昨年以上にパワーアップしたモンテディオを見せられると思います。3度目の昇格は優勝して決めたい」とサポーターに決意表明し、会場から拍手が起こった。チームは19日から静岡・御前崎市で第1次キャンプを開始。新たな化学反応を起こしながら、2月28日の開幕戦に向けて調整していく。【相沢孔志】