「2代目」は根っからの「サッカー小僧」。大分トリニータから浦和レッズへ新加入のMF田中達也(28)が6日、沖縄でのキャンプトレーニング後に、オンラインで取材対応した。

チームのレジェンドで、元日本代表で長年浦和で活躍したアルビレックス新潟FW田中達也(38)とは同姓同名。背番号も同じ「11」を背負うアタッカーは、寝ても覚めてもサッカーに夢中。キャンプ中は日々、厳しいトレーニングをこなすが、部屋に戻っても、気付けば、海外サッカーの試合をチェックしている。理想という、プレミアリーグのマンチェスター・シティーのプレーに見入る。

大好きな漫画でも傾向は同じ。好きな作品を問われると「進撃の巨人」と言い始め「それ以外はサッカー漫画ですね」と笑った。つい最近は、サッカー初心者の主人公が名門校で成長する様子を描いた「DAYS」を読み、涙するほどだった。名門クラブでの1年目。「自分と同じタイプはあまりいないと思う。サポーターがワクワクするような、ボールが来たら、期待が出来るような、そういうプレーをやっていきたい」。日々の“研究”の成果をピッチ上で表現し、新たな浦和「田中達也」ストーリーを描き続ける。【栗田尚樹】