1月の全日本高校女子サッカー選手権で2年連続5度目の優勝を飾った藤枝順心の卒業式が、毎年恒例の3月3日、ひな祭りの日に行われた。

今年9月に開幕する、日本初の女子プロリーグ「WEリーグ」の広島に加入するMF柳瀬楓菜(ふうな)前主将が、新天地での決意を示した。式後はサッカー部の同級生や後輩たちとともに記念撮影。別れを惜しんだ。

地元・愛知を離れて過ごした高校3年間を振り返り「最高の高校生活を送れた。(主将も)最初はできるか不安だったが、仲間に支えられて乗り越えることができた」と白い歯を見せた。4日に広島県へ入り、その後、チームに合流する。「持ち味の運動量をアピールする。勇気や感動を与えられるような選手になりたい」と青写真を描いた。最後は3年生部員全員で「NO・1ポーズ」を決めて、学舎を後にした。【古地真隆】