11、12年と女子サッカーなでしこリーグを連覇したINAC神戸レオネッサの星川敬新監督(44)が、9月に開幕する日本女子プロリーグ「WEリーグ」の初代王者を誓った。9日、大阪市内で新体制発表会見に出席。指揮官は「WEリーグ元年で期待は大きい。応えられるようにがんばりたい」と語った。

昨季終了後に、日本代表経験をもつDF鮫島彩ら10選手が移籍。大きな戦力を失ったものの、日本代表のGK山下杏也加(25)が日テレ・ベレーザから加入した。指揮官は開幕までの半年間で選手全員の身体能力向上を目指し「山下はフィジカル面でも圧倒している。山下みたいにチームの(フィジカルの)基準を上げて、負けないチームを作る」と語った。

山下杏は目標の海外移籍をかなえるための第1歩として加入した。監督や米国で指導経験がある辺見昌樹コーチ(34)のアドバイスでさらなる成長を望んだ。今年開催される予定の東京五輪については「オリンピックはあるのかなとは思うが、なかったとしてもモチベーションは落ちない」と語った。