名古屋グランパスが2戦連続1-0勝利で開幕3連勝を飾った。

古巣を相手に奮闘したDF中谷進之介(24)は「前半から難しい試合になったが、名古屋らしいといえばらしい試合になった。(柏レイソルは)育ててもらった恩のあるクラブ。成長した姿を見せたかった」。

0-0の後半13分、マテウスのクロスに柿谷が頭で合わせる。こぼれ球に詰めたMF稲垣が決勝ゴールを決めた。「(柿谷)曜一朗くんはヘディングがうまい。自分もこぼれ球への反応には自信があるんで、走り込んでいきました」。ほぼ守備的な流れで、わずかなチャンスをものにした。

昨季はリーグ最少28失点で3位に躍進した。マッシモ・フィッカデンティ監督(53)が築く「勝ち点を積み上げる」サッカーは、今季も結果をもたらしている。稲垣は「1点とったら後は失点しなければ勝ち。その試合運びには自信がある。うちのチームの強みを感じる」。派手さはないが、堅実な試合運びでリーグ制覇へ突き進む。