J1浦和レッズで度重なる規律違反があり、事実上の“放出”で、移籍先を探し、J3のFC岐阜に加入した元日本代表MF柏木陽介(33)が新天地デビューした。移籍後、初めてベンチ入り。0-1の後半11分からピッチに立った。カターレ富山に0-1で競り負けたが「負けたのは自分のせい」と話した。

加入したばかりの柏木が、岐阜の今季初黒星を背負った。富山に0-1とリードされた後半11分、大きな拍手に迎えられてピッチに立った。トップ下に入り、攻撃を組み立てようとしたが流れが生まれない。柏木がなじんで猛攻につながったのは試合終盤だった。

会見で柏木は「負けたのは自分のせいと言えるくらい。ミスも多かったしゲーム勘やチームになじんでいくのはまだまだ。チームのことをもっと理解していきたい」と言った。柏木は3月中旬に加入。チームも新型コロナウイルスの陽性者が出た影響で、今月15日まで活動休止。チームを知る時間が足りなかった。

10年度から在籍し、主力を担ってきた浦和を退団した。2月の沖縄キャンプでクラブから外出禁止令が出ていたにもかかわらず、外食した規律違反。昨秋にも同様の違反があった。その中で手を差し伸べてくれた岐阜に恩返しをしたい。「自分の経験からもたらせるものがあるかなと。J2昇格に貢献したい」。自身の行いへの反省も込め、J3から再出発の第1歩を記した。