名古屋グランパスは、イタリア人のフィッカデンティ監督(53)が、この日の川崎フロンターレ戦の指揮を執れないと発表した。首位攻防の大一番だった。

この日、同監督にのどの痛みの症状があったことで、Jリーグ規約などに基づき、試合のエントリー予定の選手、スタッフ全員にオンサイト検査を実施。それにより、同監督の結果が判定保留で試合のエントリー要件を満たさず、同じイタリア人のブルーノ・コンカ・コーチ(56)が代行で指揮を執ることになった。

オンサイト検査を受検した選手、スタッフ全員の陰性が確認されたという。この日の試合後、改めて選手、監督、スタッフのPCR検査を実施する予定。

オンサイト検査とは、これまでJリーグが実施している2週間に1度の公式検査に加え、チーム内に陽性者が出た場合や、試合の直前に感染の可能性がある症状が出た場合を対象に、試合当日3時間前にJリーグが指定するキットを用いて実施する検査のこと。これまで定めていたエントリー可能な要件に加え、オンサイト検査で陰性を得た選手のみ、当日の試合にエントリー可能となる。