鹿島アントラーズが、今季2度目の無失点で横浜FCに快勝した。

4月14日に相馬直樹監督が就任後、公式戦は5試合で3勝2分けとなり、無敗。前半12分にMF白崎のヘディング弾で先制すると、前半ロスタイムにMF土居が、PKを外しながらもはね返ったボールを押し込み加点。後半35分には左コーナーキックからDF町田が頭で押し込み試合を決めた。雷雨でキックオフ時間が30分遅れ、後半途中にも空が光り、ゲームが一時、止まるアクシデントがあったが、最後まで集中力を切らさず、勝ち点3を積み上げ10位に浮上した。

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相馬監督のオンライン会見は以下の通り。

-この試合の総括は

キックオフ時間が変わったり、途中で雷が鳴ったり、雨の中だったのですが、非常にたくさんのサポーターの皆さんが、我々と一緒に戦うために来てくれました。本当にありがとうございました。ずぶぬれになりながら、最後まで手拍子で我々を勇気づけてくれたと思っています。一緒に勝ち点3を持って帰れることをうれしく思います。

ゲームの方ですが、やはり、横浜FCさんが、ルヴァン杯で監督が代わってから初めての勝利。士気も上がって来るというのは予想できた、まず「入りが大事」と送り出したのですが。多少の硬さはあったと思っています。

先制点が大きなカギになると思っていたところで、我々の方にゴールが生まれて、自信を持ってボールを動かす所も、その時間帯はできたのではないか。ただし、1点取ってから、横浜FCさんが我々に対して狙っていたことが出てきて、少し危ないシーンもあった。

ただ、その時間帯もしのぎ切れたことも非常に大きかった。前半の最後の時間にPKの流れではあったが、2点目を取れた。後半も3点目をもっと早く取れれば言うことはないですけど、後半に入って、横浜FCさんもルヴァン杯で活躍した選手たちを入れながら来た。それも分かってはいたが、後ろは0で抑えながら3点目を取れた。時間帯も含めて、選手たちが今日のゲームに集中して、我々もルヴァン杯から中2日で、水曜日もゲームに出た選手もいましたけど、3-0のスコアで勝ち点3を持って帰れることを非常にうれしく思っています。

-エヴェラウド選手、上田選手が離脱し若い2トップだった。どのような指示で送り出したのか。

特別なことはないです。染野に関しても、ルヴァン杯の中で、センターFWで長い時間プレーしてもらっていたし、札幌戦でもプレーしていましたし。ただ、常に言っていることは、先頭の選手がしっかり背後を取りに行くところ。そこに合わせて他の選手の動きだしが決まってくるということで。そのあたりは、徐々にではありますが出てきて、そこの反応も速くなってきている。後ろの選手たちの時間をつくって、余裕を持って後ろの選手たちが前を向いてプレーできる時間がつくれる形になったのではないかと思っている。

-ルヴァン杯を含め3試合連続でカードがない。

そのこと自体をあまり考えていなかった。少ないのがいいのは当然だと思いますし。そういう結果は1つ、いい部分だと思っています。

-守備がコンパクトになったことがカードがない要因か?

カードを減らすためにやっているわけではないので。自然とそうなっている。1番は勝つため、ゴールをうばうため、ボールを奪うため、ゴールを守るため。そこに向けてやっていく中でカードが減っているのは喜ばしいこと。