清水エスパルスユースが開幕5連勝を飾った。柏レイソルU-18に4-0で快勝。この日に試合がなかった青森山田をかわし、暫定ながらも首位に立った。

前半27分、U-18日本代表候補のFW千葉寛汰(3年)が、左クロスを打点の高いヘディングで合わせた。エースストライカーの4試合連続ゴールで先制。雷の影響により、約25分遅れで始まった後半も攻撃の手を緩めなかった。2-0の同7分、千葉が再びクロスを頭で合わせた。2試合連続の2ゴールで、今大会の得点数を「6」に伸ばした。それでも「まだ決めるチャンスはあった。これで満足はできない」と、貪欲な姿勢を崩さなかった。

守備の安定感も光った。2試合連続完封を達成。前線からの連動したプレスで相手の攻撃の芽を摘んだ。同じくU-18日本代表候補のDF菊地修太(3年)は、最終ラインの一角でフル出場。「前線の選手のおかげで、良い形で守れた。続けていきたい」とうなずいた。

次節は16日、FC東京U-18と対する。「チャレンジャー精神を常に持って戦う」と千葉。頂点を目指して着実に歩みを進める。【古地真隆】