0-4の悪夢をはね返せるか。J1リーグ2位の名古屋グランパスは3日、首位の川崎フロンターレ戦(4日、等々力)に向けて愛知県内で練習後にブルーノ・コンカコーチ(56)がオンラインで会見に臨んだ。マッシモ・フィッカデンティ監督(53)に新型コロナウイルスの陽性反応が出たため、代わりに指揮を執る。

川崎Fとは異例の2連戦。前回、4月29日のホーム戦では「堅守」を崩され、0-4と大敗した。ブルーノコーチは「川崎を相手にどういう(試合の)入り方をするか。まず3分で失点しないことだ」。前節は開始3分で先制され、10分で2失点、23分で3失点と立て続けに相手のペースにのみ込まれた。

ブルーノコーチは「一方的と言わざるをえない展開だった。しかし、実力的にやられたと評価する必要はない。次に向けて切り替える。しつこく前回の試合のことを掘り返しても、言い訳にしかならない。別の角度で、自信を持ってやりたい」と言い、選手にも同様の話をしたと明かした。

川崎Fとの勝ち点差は6に広がった。何より16得点の名古屋に対し、倍以上の34得点を誇る川崎Fの攻撃力を封じたい。同コーチは「われわれらしさを出してコテンパンにやられた感覚はない。そこに悔しさを感じないといけない」。強みである守りの強さを取り戻し、敵地でやり返す。【実藤健一】

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