J2アルビレックス新潟は9日、ホームでJ2ツエーゲン金沢との天皇杯2回戦に臨む。

先月31日に結婚を発表し、左脛骨(けいこつ)疲労骨折から復活したGK小島亨介(24)が今季初出場へ猛烈アピールだ。8日はフルメニューをこなし、クロスへの対応やキャッチングなどを確認した。「頭も体もいい状態。(金沢戦は)緊張感を持ちながらプレーを楽しみたい」と昨季11月28日長崎戦以来の公式戦出場へ、意欲を見せる。

昨季リーグ戦22試合に出場した小島は、昨年5月と今年2月に左脛の同じ箇所を2度手術。長いリハビリを経て、5日甲府戦で今季初のベンチ入りを果たした。「アップのわずかな時間だったが『戻ってきたな』という感覚だった。ここから巻き返したい」。

金沢戦ではリーグ戦から大きくメンバーを入れ替えが予想される。「誰が出ても目指すスタイルは変わらない。守備はもちろん、得意のビルドアップで攻撃の第1歩になりたい」。戻ってきた守護神がホームサポーターと夫人の前で完全復活を遂げ、チームを3回戦進出へ導く。【小林忠】