C大阪が約2カ月ぶりの公式戦勝利で、24日からタイで臨むACL1次リーグに弾みをつけた。

前半5分、左サイドからのクロスに元日本代表FW大久保嘉人(39)が頭で合わせて先制した。この日が誕生日で、改修工事を終えた新スタジアム最初の得点を刻んで、花を添え「サイドから、いいボールを上げる選手がたくさんいる。どこに、どのようなタイミングで入るか、常に(相手)DFと駆け引きをしている。身長は小さい(170センチ)ですが、ヘディングは得意としています」。5月2日の左ハムストリング筋損傷後、初先発で流れを引き寄せた。

前半31分にはMF奥埜博亮(31)が追加点を挙げ、4月18日のJ1浦和戦以来となる公式戦勝利。新型コロナウイルスの影響で無観客開催となったが、真新しいスタジアムでの初陣を飾った。レビークルピ監督(68)は「我々の家と呼べる、最高のスタジアムができたと改めて感じました。このスタジアムでは、今までもいい思い出がたくさんあるが、これからも、もっといい思い出がたくさんできるのではないか」と白星量産を誓った。【松本航】

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