敵将カターレ富山の石崎信弘監督(63)も「さすがユンカー選手」と手放しで、称賛するしかなかった。それだけ、浦和レッズFWキャスパー・ユンカー(27)の得点は、芸術的だった。

後半35分。左サイドを抜けたMF大久保からペナルティーエリア手前でパスを受けると、まずは左足のかかとでボールを浮かすようにトラップ。迫ってきた相手に対し、左足のアウトサイドで抜き去った。気付けば、4人に囲まれる中で、最後は左足でゴール右へ流し込んだ。貴重な決勝点の起点となった大久保自身も「アシストになったか、分かりませんが」と言うほど、ユンカーの独壇場となった。SNS上では「ユンカー抱いてくれ」とコメントするファンも。デンマーク出身のイケメンストライカーが、駒場のピッチで輝いた。

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