横浜FCが、日大のDF近藤友喜(20)を獲得することが10日、分かった。

複数の関係者の話によれば、近日中に発表される。近藤は名古屋の下部組織、前橋育英(群馬)出身。圧倒的なスピードを武器に、主戦場の右サイドを縦横無尽に駆け回るチャンスメーカー。切れ味鋭いドリブルから、チャンスを演出するだけでなく、得点にも絡む逸材だ。

現在大学3年生でありながら、即戦力の呼び声が高い。将来性も十分に兼ね備えており、国内の複数クラブによる争奪戦が繰り広げられた。

その中で、若い世代の育成、強化に定評がある横浜FCの一員となることを決断したようだ。クラブは、大学に籍を残したままJリーグの試合に出場できる特別指定選手として迎える可能性が高い。

その場合、今季中にも出場が可能となる。左サイドを“庭”とするアタッカーのMF松尾佑介(23)と、両サイドでの攻撃が活性化する。

レジェンドとの“コラボ”も夢ではない。元日本代表FWカズ(54、三浦知良)の得点をアシストする日が来るかもしれない。元日本代表MF中村俊輔(42)の魔法の左足から、ラストパスを受ける日が訪れるかもしれない。

チームはリーグ戦で、わずか1勝の最下位。若い力を融合させ、下位脱却の起爆剤としたい。