川崎フロンターレに今夏加入したブラジル人FWマルシーニョ(26)が2日、初めて取材に応じた。

8月9日に来日し、隔離期間を経て同25日からチーム練習に加わっている。前所属で中国リーグの重慶を今年2月に退団後、母国で1人練習を行っていたというが、「日に日にコンディションは上がっている。すぐには難しいが、比較的早く前のコンディションまで持っていけるんじゃないか」とデビューを心待ちにした。

重慶時代にキャンプのため沖縄を訪れたときから、日本に好印象を抱いていたという。名門サントスなど母国の複数クラブから誘いを受けていたが、川崎Fからのオファーに迷いなく日本行きを決めた。スピードが武器で、両ウイングでの活躍が期待される。「左サイドのほうが得意」と話しており、渡欧した東京五輪日本代表MF三笘の穴を埋めてくれそうだ。