レジェンドのシザースが見破られた。横浜FCの中村俊輔(43)が、女子小学生にドリブルを止められた。「やられた。いや~うまいわ」と芝に倒れながら、悔しがった。4日、FWカズ(三浦知良)、FW渡辺千真と横浜FCサッカースクール保土ケ谷校で幼稚園児や、小学1、2年生の約30人と交流し、1時間ほど、ミニゲームを行った。

“事件”は報道陣の目の前で起きた。右サイドを突破しようと試みた元日本代表MF中村は、シザースで揺さぶった。それでも女子小学生は、フェイントに引っかからない。縦へ抜けようとしたが、相手の足につかまった。「みんな、うまいね」と素直に驚いた様子だった。

マスクを着けた状態でのプレー。日常が戻ったとは、まだ言い切れない中で「ファンとの、ファンサービスも出来ていないこともある中で、少しずつやれることは、いいこと。良かったと思います」と振り返った。

「個人的にサッカー教室やったときは本当にパワーもらえる。純粋な気持ちになる。ありがたい時間。こういうことが、サッカーのスポーツのあるべき姿。貴重な時間でした」と、充実した様子だった。