常葉大橘と藤枝順心が決勝に進出し、東海大会(11月6日開幕、愛知県)出場権をつかんだ。常葉大橘は1-0で磐田東に延長戦の末に勝利。MF榊原琴乃(2年)が値千金の決勝ゴールを決めた。東海大会では、上位3チームに全国大会出場権が与えられる。

常葉大橘が3年連続の東海大会出場を決めた。0-0で迎えた延長前半8分。MF榊原琴乃(2年)が、左CKを頭で合わせて決勝ゴールをたたき込んだ。「この試合に懸けていた。決められて良かった」と笑顔。今年の県総体準優勝校との熱戦を制した。

大方の予想どおり、1点を争う接戦となった。気温の高さもあり、足がけいれんする選手が続出。過酷な状況だったが、高さとパワーを生かした相手の攻撃に粘り強く対応した。最後まで集中を切らさずにチーム一丸で勝利をもぎ取り、後藤亜弥監督(27)は「よく走りきった。辛抱強く戦ってくれた」と選手たちをねぎらった。

藤枝順心との決勝は24日、浜松市の浜北平口サッカー場で行われる。「ライバルの順心に勝ちたい」と榊原。10年ぶりの優勝を飾り、東海大会に向けて勢いをつける。【古地真隆】