J1最下位に沈むヴィッセル神戸は9日、神戸市西区のいぶきの森球技場での練習を今季初めて、報道陣と約60人のファンクラブ会員に公開した。公開は昨年11月以来。

チームは前日8日のガンバ大阪戦を落とし、4連敗で開幕11戦未勝利(4分け7敗)となった。

それでも、4月に途中就任したミゲル・アンヘル・ロティーナ監督(64)は泰然自若だった。

練習冒頭のミーティングこそ、険しい表情で指示を出していたが、練習中は笑顔を見せる場面もあった。自らクロスを蹴って、選手にヘディングシュートの練習をさせるなど場を盛り上げた。練習後にはファンへのあいさつを選手に促し、拍手も起きた。

G大阪戦で相手の決定的な得点機会を反則で止め、前半に一発退場になったDF菊池流帆(25)は「振り返っても、悔いしかない」と反省する。一方で「自分を信じて努力していくだけ。(順位表は)気にしていない。勝つだけ」と、強気な姿勢を崩していない。

前日に試合に出た主将のMFアンドレス・イニエスタ(37)ら主力はこの日、軽いランニングなどで調整した。後半途中で交代したFW大迫勇也(31)は、室内で調整してピッチには姿を見せなかった。

次節14日は本拠ノエスタでサガン鳥栖を迎え、開幕12戦目で初勝利を目指す。

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