WEリーグ初代女王のINAC神戸は27日、大阪市内でリーグ2季目となる22-23年シーズンの新体制会見を行った。

Jリーグのヴィッセル神戸などでMFとして活躍した朴康造(パク・カンジョ)監督(42)は、自身初めての監督経験となり「優勝、2連覇…もはや、重圧しかないが、神戸の街で戦える幸せを感じながら臨みたい」と意気込んだ。

新監督は就任に際し、京都サンガ在籍時から親交のある元日本代表FWカズ(三浦知良=JFL鈴鹿)に最初に報告した。「もしピンチになっても、その時は原点回帰を目指して頑張れと言われた」と激励されたという。より敵陣でアグレッシブなサッカーを展開していく。

この日は新加入4選手、DF土光真代(26=日テレ)、MF山本摩也(29=エスパニョール)、MF脇阪麗奈(23=ノジマステラ相模原)、FW宮本華乃(22=マイナビ仙台)も登壇。

早大を卒業して直接、スペインに渡った異色の山本は「久しぶりの日本でのプレーになるが、学んだことを還元し、2連覇の力になれれば」とあいさつした。

新シーズンは、前哨戦の位置付けになるWEリーグ杯が8月20日に開幕し、2季目のWEリーグは10月22、23日に幕を開ける。

安本卓史社長(49)によると、昨季の開幕戦同様に、INAC神戸は民放テレビ局とタイアップし、午前10時のキックオフで地上波生中継の実現へ調整中だという。