セレッソ大阪は6日のJ1リーグ第24節ヴィッセル神戸戦(ヨドコウ)も、高橋大輔コーチ(38)が代行指揮を執る。

3日に新型コロナの陽性判定を受けた小菊昭雄監督(47)は、現在も療養中のため、同日のルヴァン杯川崎フロンターレ戦に続いて指揮官不在になる。

代行2戦目になる高橋コーチは5日、オンライン取材に応じ、1-1で引き分けた川崎F戦を振り返り「明日の試合(神戸戦)に対して頭が向いている。とにかく追いついてよかった」と話した。

療養中の小菊監督との連絡については「基本は、私が監督と常にコンタクトをとりながら、必要なことは選手に伝え、いろんな情報を共有している」と説明。この2日間は、選手のコンディションを見極める作業に時間を費やした。

17位に低迷する神戸との対戦にも慢心はない。「まず吉田監督になられて、すごく守備が整理されている印象。攻撃は技術が高くタレントが多い。いつも通りやるという中で、全体の共有が非常に大事になってくる」と高橋コーチ。

GKキム・ジンヒョン(35)も「神戸はイニエスタ選手を中心に、中で崩してくることが多いと思うので、クロスの対応より、中で堅く締めないといけない。いつも通りに、みんな1つになって戦えると思う」と自信を見せた。

C大阪は5月下旬から公式戦11勝4分け1敗と、驚異的な成績を残している。敗れたのは6月18日のJ1リーグのサンフレッチェ広島戦だけで、直近9試合の公式戦も5勝4分け。現在2連勝中で4位につけるJ1では、神戸に勝てば最高2位まで浮上する可能性がある。

来週以降に復帰する小菊監督のためにも、一丸態勢で神戸に立ち向かう。