AB型。日本でのAB型の割合は、10%と言われている。A型(40%)、O型(30%)、B型(20%)に比べて、最も少ないタイプ。俗に「天才」なんて、言われたりする。無論、サッカー界もAB型は少ない。ただ「非凡な才を持つ」選手が多い。個人的に思う、天才肌の男女11人をここに挙げてみた。

布陣は変則型の「1-7-2」。超が付く攻撃型で、攻め続ける。

▽GK

鈴木彩艶(ざいおん、浦和、最年少18歳で、東京五輪のU-24日本代表に飛び級選出。今年7月には、19歳で日本代表に初選出。ガーナ人の父と日本人の母の下に生まれ、驚異的な身体能力を持つ)

▽DF

中沢佑二(元日本代表、ボンバーヘッド、高校卒業後、ブラジルへサッカー留学。努力の天才。引退後はラクロスのコーチに転身)

▽MF

大島僚太(川崎F、故障が多く、ガラスの天才の名も)

遠藤保仁(磐田、右足のキック、コロコロPKは美)

中島翔哉(ポルト構想外、変幻自在のドリブラー。日本代表復帰を望む声も多い)

水野晃樹(はやぶさイレブン、元日本代表、右サイドからの突破、クロスは芸術品)

本田圭佑(元日本代表、左足のキックは言わずもがな、カンボジア代表の実質的な監督を務め、経営者としての顔を持つ)

名波浩(J3松本監督、元日本代表、相手の想像の斜め上を行くレフティー)

澤穂希(元女子日本代表、女子サッカー界のレジェンド)

▽FW

北野颯太(C大阪、16歳2カ月12日の若さでプロデビュー。次の世代を担う逸材)

玉田圭司(元日本代表、06年W杯ドイツ大会ではブラジル戦で得点。その左足で、数多くの違いを見せてきた)

GKは西川周作(浦和)と悩んだ。今後の成長、秘めたポテンシャルの高さを鑑み、同クラブの後輩・鈴木を推す。DFは1人。中盤に豊富なタレントをそろえ、守備の時間はないはず?

2ボランチは大島、遠藤。ボールを握ることにたけ、長短のパスは安心安全。右サイドに水野、左サイドに中島のアタッカー2人を置くことで、縦の推進力が期待出来る。

3シャドーは左から澤、名波、本田。アシストも、自ら切り込むことも可能。最前線はスピードのある2人。切れ味鋭いドリブルを武器に、中盤との連係でネットを揺らす。

FKのキッカーは、名手ぞろい。もめないといいが…。

【栗田尚樹=AB型の凡人】