日本サッカー協会は19日、東京都内で理事会を開き、23年度のS級コーチ養成講習会の受講者20人を発表した。

S級ライセンスはJリーグの監督に必要な最上位資格で、A級保持者でトライアルに合格しなければ受講できない。元日本代表でW杯も経験した内田篤人氏(34)、中村憲剛氏(42)、大黒将志氏(42)、明神智和氏(44)らのビッグネームが名を連ねた。須原清貴専務理事は選手、指導者、経営面のすべてが世界基準になる必要性を口にし、「新しい世代のライセンスを持った指導者、これから指導者資格を取る人が道を切り開いてくれる。若い世代には期待したい」と期待を寄せた。

また、サガン鳥栖でパワハラ問題があり、S級からA級に降級した金明輝氏(41=現町田ゼルビアコーチ)も入っており、再びS級ライセンス獲得へ挑戦している。

◆23年度S級コーチ養成講習会受講者 内田篤人(34=U-19日本代表ロールモデルコーチ)、大黒将志(42=G大阪ユースコーチ)、大塚真司(47=甲府ヘッドコーチ)、小野智吉(43=横浜FCユースコーチ)、北嶋秀朗(44=クリアソン新宿ヘッドコーチ)、金明輝(41=町田ヘッドコーチ)、佐藤由紀彦(46=東京コーチ)、島田裕介(41=大宮U-15コーチ)、田中遼太郎(33=福岡コーチ)、中後雅喜(40=東京Vジュニアユースコーチ)、塚原真也(37=FC大阪強化ダイレクター)、津田琢磨(42=栃木シティヘッドコーチ)、仲野浩(43=JFAコーチ)、中村憲剛(42=U-16日本代表ロールモデルコーチなど)、埴田健(40=品川カルチャークラブヘッドコーチ)、平川忠亮(43=浦和ユースコーチ)、平塚次郎(43=湘南U-18監督)、明神智和(44=G大阪ユースコーチ)、村上佑介(38=長崎コーチ)、本橋卓巳(40=松本U-18監督)=敬称略。