ポルトガル2部オリベイレンセへの移籍が決定的なFWカズ(55)が25日、ポルトガルへの出発前に羽田空港で取材対応し、新天地への意欲を語った。「ほぼ、鈴鹿と同じですね。鈴鹿もポルトガルも僕にとってはあまり変わらない。モナコも熱海も変わらないんでね」。トレーナーや調理師も同行するというカズは、ジョークを交えて環境面での充実を明かした。

基本合意はしており、現地時間27日のメディカルチェックを受け、正式に契約する方向。背番号は代名詞の「11」に決定しているという。55歳のカズにとって新たな挑戦となるが、「慣れるまでかかるかなと思いますが、楽しみながらいろんな経験ができたら。サッカー文化が根付いた国で生活しながら、プロとして経験できるのは人生においてプラスになる」とワクワクしている様子だった。

チームは現在、18チーム中11位。「今季はクラブとして残留を目標にしている。どれだけ試合に関われるかは予想もできないが、少しでも貢献できるように。半年の短い期間で何かを起こすのは大変ですが、1日1日を大切に」。大きな期待を抱きながら新たな挑戦に挑む。