鹿島アントラーズが退場者を出し、数的不利の戦いを強いられたが、アビスパ福岡を無失点で抑え、最低限の勝ち点1を手にした。

鹿島はMF佐野海舟(22)が後半8分、2枚目の警告を受け退場に。今季鹿島に復帰したDF昌子と植田のコンビが最終ラインを死守し、逆に10人の相手を押し込み福岡ゴールを脅かした。

試合後、岩政大樹監督(41)は「勝ち点3を目指していた。第2、3、4節で不利なジャッジが続いているが、勝ち点を積み上げている。そこは評価したい」と振り返った。

佐野は前半14分にイエローカードを受け、後半8分に2枚目のカードを受け退場になった。岩政監督は「僕の私見」と前置きした上で、佐野のカードについてこう述べた。「最初のイエローは出す必要なかったと思う。そこで出したことによって、その後の判定も難しくなった。そのようなファウルではなかったし。ボールに行った上で遅れて、ボールが股を通ってファウルになったもの。イエローカードを取ると、Jリーグがグローバルスタンダードに激しくと言っているわりには、ボールをどんどん狩る若手選手をつぶしてしまう判定だったと思っています。自分たちは学ばないといけないが、うまくコントロールできていなかったと思います」と自身の考えを口にした。