川崎フロンターレはホームでセレッソ大阪と対戦し、スコアレスドローに終わった。

本職のセンターバックのDF車屋、ジェジエウ、山村が負傷離脱。昨夏からJ2ジェフ千葉へ育成型の期限付きで移籍していたDF田辺秀斗(20)が、13日に急きょ復帰。センターバックで先発し、堂々としたプレーでJ1デビューを無失点で飾った。

DF大南とセンターバックのコンビを組み、前への果敢な守備、持ち味のフィードも見せ、90分守り抜いた。「無失点という形で終われて、負けなくて良かった。次の自信にもなった」と振り返った。

静岡学園高から川崎Fに加入。武者修行した千葉では昨季15試合出場し、経験値を上げてきた。「攻撃や組み立ての部分では、千葉でも出せていた。より研ぎ澄まされたと思う。自分が何のためにレンタルに行くかを考えて、自分の強みを消さずに成長しようと思ったのでそれは良かった」と振り返る。J2での経験に「自分の個人的な意見ですが、J2は前線に強い外国人選手がいて、蹴ってくるチームも多くて。いろんなチームと対戦し経験して、対応の引き出しも増えたと思う」と胸を張った。

離脱中のFW小林、DF登里も復帰。20歳の新戦力が最終ラインに加わり、着々と逆襲への準備が整ってきた。