川崎フロンターレがアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)初戦でジョホール・ジョホール・ダルル・タクジム(JDT、マレーシア)とアウェーで戦い、1-0の白星発進を飾った。

国内リーグ8連覇中で21試合20勝1分けと圧倒的な強さを誇り、昨季はACLの同組で1位突破を譲ったJDTに対して、前半は優勢に試合を進めた。なかなか得点が奪えなかったが、前半45分、MF家長昭博のクロスにMF瀬古樹がヘディング。それに反応したMFマルシーニョが豪快なオーバーヘッドで決め、先制に成功した。

後半はやや劣勢を強いられたが、守備陣が踏ん張り、無失点で締めた。試合前に鬼木監督が「先制点が非常に重要になる」と語っていたが、まさにその1点が勝敗を分ける形となった。

東京との“多摩川クラシコ”に続く公式戦2戦連発弾となったマルシーニョは、「まず最初にチームに勝利をおめでとうと言いたい。公式戦で2試合連続勝利することは難しい。チーム一丸となって戦って、2試合連続勝利となったと思う。アウェーの地で自分たちのサッカースタイル、自分たちのリズムでサッカーをできて良かった」と振り返った。

チームが目指すのは優勝のみ。夏に元フランス代表FWゴミスを獲得するなど、本気でタイトルを狙いに行く。マルシーニョは「現状に満足せずみんなで激しいトレーニングをして勝利を収めていきたい」と力を込めた。