浦和のゲルト・エンゲルス新監督が17日、さいたま市内の練習場で本格的な練習指導を開始した。オジェック前監督の電撃解任が決まった16日午前の練習から控え選手の指導は行っていたが、この日は主力選手も全員そろっての本格的な練習を開始した。エンゲルス監督は「全部の修正を1日ではできないけど、レベルアップはできる。選手とはコーチ時代と変わらない人間関係を続けて変えたくない」と協調路線を口にした。

 オジェック采配に批判的だった選手らは練習中から大声を出して吹っ切れた様子。選手と1対1で対話を続ける新監督の姿に、ベテラン岡野雅行は「サッカーはコミュニケーションがないと難しいスポーツ。全員が監督は何がしたいのか分かるチームはじゃないといけない」と話していた。また中村修三GMはエンゲルス監督に2年契約を提示することを明かした。