川崎Fは26日、FWフッキ(21)が退団すると発表した。起用法などに不満を持っていたフッキが移籍を希望し、クラブ側は慰留したが交渉は決裂した。移籍先は未定。

 フッキは昨季、期限付き移籍していた東京Vで37得点を挙げ、J2の得点王に輝いた。今季3年ぶりに川崎Fに復帰したが、リーグ戦2戦目の神戸戦で途中交代し、その後のナビスコ杯2試合では出場がなかった。クラブによると、フッキは神戸戦の交代に不満を漏らしていたという。

 川崎Fの武田信平社長は「フッキは素晴らしい能力を持った選手だが、チーム一丸で戦うという川崎の方針に合わない選手であるとの結論に達した」とコメントした。