J2福岡に遊技機メーカー大都技研(本社、東京都港区)が資本参加することが25日、決まった。クラブの運営会社アビスパ福岡は同日午後、福岡市内で臨時株主総会と取締役会を開き、第3者割当増資による大都技研の出資と、新役員として同社の木原海俊社長の非常勤取締役就任を承認した。大都技研は増資された3500株を7000万円で引き受け、練習着、ピッチ看板などの広告スポンサーとして、総額1億円を超す支援を行う。

 福岡は6月に同社とユニホームスポンサー契約、資本参加などの支援計画をJリーグに報告したが、Jは同社のグループ企業に、契約自粛対象のパチンコホール経営会社が入っているとして難色を示した。都筑興社長(67)は「胸スポンサーについては現在もJと協議中だが、このままではシーズンが終了してしまうので、まず資本参加で一区切りつけた。大都技研はホール経営会社と実質的な取引がなく、グループ企業ではないと認識している」と話した。