今季限りで現役引退する磐田の元日本代表MF名波浩(35)が14日、磐田市内のホテルで記者会見し「やり切ったという気持ちが強い。充実した14年間だった」と、すがすがしい表情で語った。引退後の進路は未定だが、将来的には指導者を目指す。

 静岡・清水商高-順大を経て1995年に磐田入り。左足の正確なキックを武器に、リーグ制覇3度を誇るクラブの黄金期を支えた。99年にはセリエAベネチアに移籍して1シーズン、プレーした。

 2006年途中にC大阪(当時J1)、07年には東京V(当時J2)にいずれも期限付き移籍。今季は古巣に復帰したが、古傷の右ひざの状態が万全でなく引退を決意した。

 J1通算313試合出場、34得点。日本代表は国際Aマッチ通算67試合出場で9ゴール。