<ナビスコ杯:大分1-1浦和>◇20日◇予選リーグA組◇九石ド

 浦和GK山岸範宏が、好セーブを連発して敗色濃厚だったチームを救った。3月29日のナビスコ杯予選リーグ横浜戦(日産ス)での完封勝利をフォルカー・フィンケ監督に高く評価され、都築龍太に代わって、同戦以来の先発出場。前半22分に大分MF宮沢正史のシュートを防ぐと、後半8分、同21分、30分とゴール枠内をとらえた相手シュートをことごとくはじき返した。

 前半36分に味方のバックパスをかっさらわれて1失点したが、田中マルクス闘莉王、山田暢久が不在のDF陣を統率して勝ち点1獲得に貢献。「ボールを支配していただけに、勝ちたかった。ただ、実力が拮抗(きっこう)した中での試合では、ミスはある。次の試合に向けて頑張りたい」と気持ちを切り替えていた。