関塚隆監督(49)の電撃退団は、川崎Fの主力選手にも衝撃だった。退団決定から一夜明けた17日、取材などのため川崎市内のクラブハウスを訪れたMF中村憲剛(29)は「(退団を)聞いた時は正直、えっ?

 という感じでした。何かあったのかなと思いました。とにかく驚きました」と話した。

 15日にクラブハウスで行った今季の最終ミーティングで、関塚氏は退団の意志を明らかにしなかった。退団についてもクラブ側が各選手に電話連絡する形で伝えられた。監督と中心選手として6年間を共にした中村は「この別れ方はさみしい。(退団を)決めていたなら(最終ミーティングの時に)直接言ってほしかった」と話した。

 名古屋から関塚氏が指揮をとる川崎Fに入団したGK川島永嗣(26)は「移ってきてすぐに、このチームを支えているのは関塚監督だとすぐに感じた。残念さは大きいけど、それでも前に進んでいかなければならない」と気持ちを切り替えていた。