名古屋の久米一正ゼネラルマネジャー(GM)は22日、浦和を今季限りで退団する日本代表DF田中マルクス闘莉王(28)の名古屋への移籍が合意に達したと明らかにした。

 同日未明に闘莉王の代理人から、久米GMに「名古屋に行く決心をしました」と電話で連絡があった。

 今後は細部を詰め、24日には仮契約が成立する見通し。年明けにメディカルチェックを経て正式契約するという。

 ブラジル出身の闘莉王は16歳で千葉・渋谷教育幕張高に留学生として来日。2001年にJ1広島に入団し、03年に日本国籍を取得。J2水戸でもプレーし、04年に浦和に入り、リーグ優勝、アジア・チャンピオンズリーグ制覇を経験した。

 06年には日本代表に初招集され、現在は不動のセンターバックとして活躍。10年W杯南アフリカ大会の出場権獲得に貢献した。