G大阪のGK松代直樹主将(35)が天皇杯2連覇を達成した1日の名古屋戦後に、今季限りでの引退を発表した。天理大から97年にG大阪入り。プロ生活13年間をG大阪ひと筋で送り、最後の試合となったこの日の名古屋戦でもフル出場して優勝に貢献した。

 松代は「本当にダメな僕をここまで成長させてもらったと感謝をしています。僕自身、自分の現役生活に後悔は全くありません。出来る限りのことをやったと思っているし、加入した年から今までの13年間、常に100%で挑んできた気持ちがしっかりありますから、寂しさもありません」と話した。

 Jリーグ132試合に出場。常勝クラブへと成長したG大阪を、最後尾から支え続けてきた守護神が、笑顔でユニホームを脱いだ。