宮崎キャンプ中の横浜が10日、宮崎市内で京都と練習試合を行った。木村和司監督(51)の意向で、本職はセンターバックのDF松田直樹(32)が主力組の右サイドバックに入った。センターバックの攻撃参加時にカバリングに入ってピンチを未然に防ぐなど終始落ち着いた守備を見せる一方、高い位置取りから前線に顔を出し、シュートも放つなど高いセンスを感じさせる動きが印象的だった。前半で退いたが、足もとの器用さを生かしたボールさばきや、効果的な縦パス、的確な判断力でチームを支えた。松田は「何よりも守備のことを頭に置いてプレーした。どこのポジションに入っても当たり前の位置取りがありますからそこはおさえたつもり」と淡々と話した。木村監督も「よくやっていた」と評価していた。