<天皇杯:G大阪2-1浦和>◇準々決勝◇25日◇万博

 浦和が開始直後にゴール前に攻め、前半2分にDF宇賀神、同4分にはMFポンテがシュートするが、G大阪守備陣が懸命にブロック。G大阪はMF遠藤とFWイ・グノを中心に攻撃を組み立て、34分にはDF安田理がゴール前に飛び出しフリーになるが、右足でのシュートはクロスバーを直撃し、前半は両チーム無得点で折り返した。

 後半に入るとG大阪が攻勢。27分、相手守備陣の反則で得た中央約25メートルのFKを、遠藤が直接ゴール右へ決めて先制。だが浦和も35分にDF宇賀神が同点弾を放ち、1-1のまま延長戦に入った。

 延長戦では両チームとも足が止まる。カウンターでの攻防が続く中、延長前半13分、G大阪はDF下平がゴール前のFWルーカスへパス。ルーカスからボールを受けたFW宇佐美が、GKをかわしながらゴール左へ勝ち越し弾を決め、そのまま逃げ切った。史上初の3連覇を狙うG大阪が2-1で浦和を下し、4強へ進出した。